2013年7月10日水曜日

外野は好き勝手に意見を言ってくるのは、 こっちの覚悟を見ているから〜私の退職交渉を振り返って〜



こんにちは、名古屋のキャリアコンサルタント金子です。

最近、転職支援した方から
現職の退職交渉で、複数相談受けました。

内容は共通していて、
転職の意思を伝えた際、引き止められ
転職先を伝えたところ、
転職先に納得いただけないというものです。

上長からすれば、手塩にかけた優秀な部下が、
どこの骨かもわからない会社に転職する。

そりゃ納得できないこともある意味当然かな思います。

他方、転職者からしても、
大変お世話になった方なので、
円満に退職したいので、
「どう対応すれば良いでしょうか?」
とご相談いただく訳です。

私自身も転職の際、
上長、その上の上長、
人事管理職と引き止めていただきました。

彼らは口を揃えて、
『そんな小さい会社になぜ転職するんだ?』
『大手食品メーカーとかならわからないわけではないけども』
と言いました。

しかし、私は
『規模の大きい会社ではもう働きたくないんです。』
『自分の実力がつけられる会社で働きたいんです』
と言ったのも覚えています。

『実力なら今の会社でもつけられるだろう?』

『・・・・』

『・・・・』
と会話は続き、結局平行線のままでした。

上長の上長からは『上長が嫌なだけだろ?』
『ほかへ異動できるよう働きたかけることもできるぞ』
とも言われました。

その時は必要とされて、ありがたいなと思いました。

ただ、今になり振り返れば、
彼らの評価にもつながる部分もあるので、
引き止めるのも、ある種の仕事なんですよね。
冷静に見て思います。

で、説得するために、
一番、叩きやすい転職先を叩く。
そういう構図です。
わかりやすい。

もちろん、
本心で引き止めていただいていた部分もあると思いますが、
こういう時に大切なことは、情に流されず、
冷静な判断をすることです。

結局は、仮にここで退職を取りやめても、
『一度やめようとした』というレッテルは
剥がれませんからね。

ですので、こういった場合は、
上長も感情的な会話になっていることも多いので、
冷静になる時間を持つためにも、
複数の面談を設けることを提案しています。

回数を設けることで、徐々に相手も冷静になるからです。
納得いただくのには、時間も必要です。

前置きが長くなりましたが、
当事者ではない外野は
わー、きゃーいうものなんです。

これは転職に限った話ではなく、
人間は意見が言いたい生き物なので、
何においても、仕事でも、
人生の岐路になることについても、
とにかく何か言ってきます。

そりゃそうですよね。
何も起こらない方が平穏ですから。

相手の平穏な状況に
チャレンジという爆弾をぶつけているので、
そりゃ敵対するわけで、
100%納得してもらうことは難しいんです。


そのため、
大切なことはそうなった時に、
それでも自分の意見を貫く信念が大切なんです。

そして、言い切るためには、
自分が腹落ちしていなければいけません。
これが肝です。

また見方を変えれば、
外野からわー!きゃー!言っていただくのも、
ありがたい話で、こちらがどれだけの想いがあるか、
見極めているんだと思うんです。

最近、そう思うようにしています。
いや、そう思うようになってきました。

これができなければ、
転職も含めたその決断はしないほうがいいんです、
きっと。

でも、決断しないと前進はありません。
結局はなにも変わりません。

それでいいんですか?という話です。

私は失敗してもいいので、前に進みたいです。
前進のない生活なんで、面白くないですからね。

と転職して7年経った今だからこそ、
そう言えます(^-^)

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