2013年4月26日金曜日

提案:ブラック企業って言葉を使うの止めませんか?

おはようございます、名古屋のキャリアコンサルタント金子です。

経済雑誌の報道を期に、
ァーストリテイリングを中心にしたブラック企業とは?
という吊るし上げの記事を至るところで目にします。

定義は様々でしょうが、労働環境の過酷さ、給料の安さ、
定着率の悪さ、社員の疲弊度の高さ等何か1つでも悪いと、
すぐブラック企業と一色単にまとめられています。

それが定義であれば、今の会社も前の会社もブラック企業です。
でも僕はブラック企業だとは思っていませんし、むしろ両社に感謝しています。
そりゃもちろん大変なこともありますが・・・。

逆にホワイト企業ってどこにあるのでしょうか?
表面上ホワイト企業っぽく見える企業はあるでしょうが、
360度どこから見てもホワイトの会社なんで、
きっとないでしょう。

人間、隣の芝は青く見えがちなので、
今回の一連の報道を見て、青い芝ってやっぱないよね
って思ってくれる人が増えて、
結果、自分の仕事に向き合う方が増えればいいなと思います。

結局は自分が事実をどう捉えて、
それをどう判断するかだけの話ですから、ブラック企業かどうかなんて、
当事者以外が、議論したり、口出しすることではないんです。
各々で判断して、その上で然るべき対応や結論を出せばいいだけの話だと考えます。

ただ、懸念しなければいけないことは、
世間からブラック企業と言われて得する人はほとんどいないということです。

特にそこで就業する家族や親族は、心配と不快な想いが蓄積するだけでしょう。
そして、それは就業先へのロイヤリティも下がります。
となれば、家族の仕事に対する協力的な姿勢が減ることもあるかもしれません。
結果、本人はより苦悩します。
そこには負のスパイラルしかありません。
誰も幸せな気持ちにはなれません。

だから、
ブラック企業って言葉を使うの止めませんか?
もっとほかに議論すべきことは多いはずです。
というのが、私の考えです。

2013年4月17日水曜日

相手を納得させる転職理由の伝え方

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタントの金子です。

弊社からご推薦いただいた求職者の方の
面接時の印象を企業に確認するのですが、
「転職理由がイマイチ、しっくりこない」
「本当の転職理由はなんなのか?」というフィードバックを
受けることがよくあります。

確かに私自身も転職理由が、
曖昧な求職者の方とお会いするケースもよくあります。

理由がないわけではないんです。
「会社の業績の悪化」「年収が年々下がっている」
「部署異動」「人間関係」等々いろいろあります。

そもそも、転職理由は1つではなく、複合的に存在していて、
あるタイミングで「何かの理由」が引き金になり、
転職欲求が表面化して、転職しようとなるので、
これが「しっくりこない」「本当の転職理由」
がぼやける理由かなと考えます。

ただ、理由に深さがないケースが多いんです。
深さがないってどういうことか?

この理由がなにかずっと考えていたのですが、
最近、その理由が何かつかめてきました。

答えは簡単で、
その理由を踏まえた上で、どういう観点で転職先を選び、
どういう仕事をしたいかを言えるかどうかということです。

これが言えるか、言えないかで説得力が全く異なります。
逆にどうしたいか、どうなりたいかが言えなければ、
ただ、転職したいだけという話になり、転職が目的になり、
説得力に欠けるという話です。

当たり前の話ですが、以外と抜けている方が多いのが事実です。

ですので、転職理由を伝える際には、
それを踏まえた上で、どうしたいか迄を、ちきんと面接で伝えましょう。

2013年4月15日月曜日

自分の息子にどんな職業を薦めるか?

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタントの金子です。

きょうはネタがありません。なので、とりとめもない話をします。

息子に就職するなら、どんな仕事がいいか?尋ねられたら、
私はなんと答えるか?
息子の小学校の入学式の時にふと思いました。

自分でそんなの考えろ。
というでしょう。
ただ、興味本位で聞かれたとしたら、なんて答えれば良いのだろうか?

給料が高い仕事?
楽できる仕事?
土日休みの仕事?

なんて答えるでしょう。
たぶん、働くことを通じて、どうなりたい?って聞いた上で、
それにあった仕事を提案しているのかな?と思います。

よく自分の息子には自分の務めている会社では働いて欲しくないという親御さんがいらっしゃいます。
僕はどうか?

たまに求職者の方に言われます。
金子さんみたいな仕事をやってみたいと思うのですが・・・。
私の答えはいつも決まっていて、
オススメは絶対しませんが、非常にやりがいのある仕事ですと答えています。

息子にいつ聞かれてもそう答えられる自分でいたいなと思います。

2013年4月12日金曜日

転職先の決断。最後はえい!やーっ!!

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子です。

転職という人生の一端を担わうプロセスに携わる
自分言っては行けないものかもしれませんが、
転職先を決める最後は、「えい!」「やー!!」という勢い、
もっと言えば気持ちが大切だと考えています。

かっこよく言えば、「覚悟」という言葉になると思うのですが、
最後はこれだと考えています。

悩み尽くしても結論がでないことはいくらでもあります。
けど、最後は自分の決断を自分で後押しできるかどうかが、
この「えい!」「やー!!」という言葉に詰まっていると私は考えています。

言い換えれば、その踏ん切りがつかないのであれば、
転職しない決断をすればよいのだとも思います。

そして、この決断の仕方に人間性というか、
その人の生き様が凝縮されている気がします。
いろいろな方の決断を見てきてそう感じます。

もう少し具体的に話をすると、
今まで自分で決断し、物事を進めてきた経験が多い方ほどその決断は早い気がします。
決断は早ければ良いというものではありませんが、
結局、悩んでも結論出ないものは出ないです。
それを判っているかどうかで決断にかかる時間に差が生じているように考えます。

これを本能的と仰る方もいらっしゃいますが、
僕はこの決断のスピードは決断の経験に基づくものだと考えます。

ただ、言うは易し、行うは難しです。
転職をした27歳当時の私は「えい!」「やー!!」で転職しましたが、
今の私は当時と環境は色々と変わったので、今は決断しませんね笑。
今の仕事を生涯の仕事にしていくと決めていますしね。

2013年4月5日金曜日

年収アップしている人はどんな人?に答えてみる

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタントの金子です。

2013年3月27日の投稿で年収は
26‐35歳の層でアップしているという記事を取り上げました。

今回はどういう人が年収が上がっているかということについて、
考察していきたいと思います。
個人的な考察で仕事をしている中での実感値の部分の話ですので、
裏付けがないことは、予めご了承ください。

年収が上がる人は代表的なものとして2つ挙げられます。
1、いわゆるハンティング的な引き抜きで転職する場合
2、給料が平均相場と比較して、安い人が転職する場合

1、はお金とポジションを出すから来て欲しいという話も多く、年収が上がるケースが多いです。
ただ、転職マーケットにおいては、ほんとに極一部の方々です。

ほとんどは2、のケースです。
ここでお伝えしたいことはよくキャリアアップの転職で、年収アップという話がありますが、
キャリアが評価されている=企業側の採用意欲が高まるであって、
キャリアが評価されている=年収が上がるということではないということです。

多くの会社には給料に対して規定があります。
それは、年齢や在籍期間、職種、ポジション、

社内評価等複合的な要素から成り立っているケースが多いです。
そして、その規定に従って、内定となった段階で、
採用企業がその内定者を自社の社内規定のどこにプロットするかで給料が決まります。

その際に前職給は検討の要素として上がりますが、絶対ではありません。
なぜなら、内定者の前職年収が、
その内定企業の提示年収の枠内にあるかと言えば、そうとは限らないからです。

ここが年収が簡単には上がらない、厳密には上げられない要因です。

そのため、自分の年収が業界の相場と比較して高いか安いかが重要になり、
安ければ年収が上がるという話です。

そして、26‐35歳の方が上がっている背景としては、
企業としては若くて即戦力性の高い方が欲しい企業が多いというニーズのマッチングに加えて、
且つ、その年齢の方は、安い相場で働いていることに自分が気づくケースも多いので、
転職して、この需要と供給のマッチングにより年収が上がるケースが多いという訳です。

要は年収が相場と比較して、平均位の方は上がらないことも多いということです。

年収を上げる転職をしたいという方は、
上記視点も持ち合わせながら、転職活動をしてくださいね。