2013年2月28日木曜日

納得度が高い転職を行うために持つべき2つの視点

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。
いよいよ花粉シーズン到来ですね。

最近、くしゃみをよくするなと思っていたんですが、花粉でしたね。
さっき、気づきました。(笑)
季節が過ぎゆくのは早いものです。

さて、今日は「納得度が高い転職を行うために持つべき2つの視点」についてです」

先日2月22日にfacebookページで下記の話題を取り上げました。

内定が得れる方は、相対的な視野をもっている


【ビックデータから読み解く内定が取れる学生と内定が取れない学生の違い】簡単に言えば、内定が取れない学生は、視野を拡げず就職活動を続け、内定が取れなかったときに振り出しに戻る。しかし、時すでに遅しで、結果内定が獲得できない。内定が取れる学生は情報収集時に徐々に情報収集を拡げ、相対的に比較をしながら、自身の方向性を探り、納得性の高い活動をし、落としどころを見つけ、内定を獲得するそうです。
要は視野の拡大が納得性と相場観の醸成をもたらせ、結果相対的な視界を持たせ、そして、この視界の有無が内定の有無に影響するということです。

実は中途採用でも同じことが言えます。
内定が取れない方は、残念ながら、自分の希望ばかり優先して、視野を拡げることはしません。

しかし、中途採用ではそれに加えて、もう1つ考慮しなければいけない前提条件があります。

それは何か?

答えは近日中にブログで発表します。
取り上げた記事:なぜ内定をもらえない学生が出てくるか‐彼らの行動を分析した

今日はそのもう1つの答えについて、書いていきます。

まず1つ目をまとめると、
簡単に言えば、ほかと比較する相対的な視点を持っており、
それがしいては、相場観の醸成になり、
自身で着地点を見出だせる為、内定を獲得できるということになります。

私はこれが、中途採用においても同じことが言え、
大切なことの1つ目だと考えいます。

そして、facebookページからひっぱっていた
もう1つ中途採用において、必要な知るべきこと。

それは・・・
自身の市場価値を理解することです。

自分の市場価値を認識する

相対的な視野と近い印象を受けるかもしれませんが、

私の認識としては、
『相対的な視野』=自己視点
『市場価値』=他社視点

という明確が違いがあります。

例えば、こういうことです。

上場企業に在籍し、総務業務の経験者の方がいて、
株主総会の運営経験を行なっていたとします。

他方、とある企業で総務職の求人が出ており、
募集要項欄に上場会社の株主総会の運営経験者とあったとします。

求職者の方は上場会社での株主総会経験者は
「上場会社」での経験と限定されているので、該当者はそう多くはなく、
自身は書類選考が通過するだろうと思います。

この書類選考は通過するだろうということは、
『相対的な視点』の一つに当たります。

しかし、実際は書類選考が通過しませんでした。


それはなぜか・・・。


市場価値を構成する要素



答えはその方の年齢が45歳に対し、
募集企業の対象年齢は実は25〜35歳の若手の方を欲していたからです。

これが、『市場価値』であり、他社視点です。
要は採用する側がどう見ているか?これが市場価値になります。

もちろん年齢だけが市場価値ではありません。
年齢以外にも、大学名、経験、経験年数、ポジション、転職回数、希望勤務地等
あやゆるハード情報、いわゆる職務経歴書に記載できる全ての情報が、
『市場価値』を決める判断材料になります。

市場価値をどうやって、知るか?


2つ方法があります。

1、書類選考通過率から判断する。

→50%を超えていれば、市場価値は高いと判断してもよいと思います。
 逆に書類選考通過率が10%以下であれば、市場価値の認識は元より、
『相対的な視野』を改める必要性があります。

2、紹介会社に話を聞く。

→我々のようなコンサルタントに確認するのが、
一番素早く理解できるかもしれません。しかし、1社のみ反応を伺うのではなく、
 複数社の話を聞き、総合的に判断してください。


まとめ:市場価値≠転職出来る

ただ、注意しなければいけないのは、
市場価値が高いと言っても、転職できる訳ではありません。

あくまで市場価値は書類選考の場合に力を発揮するだけで、
面接は別フェーズの問題なので、別けて考える必要性があります。
ここを勘違いしてはいけません。

ただ、たまに勘違いされる方がいらっしゃったりします。
市場価値が高い=自分が出来る人材だと・・・。

そういったスタンスは面接等の企業との接触時に言葉じりや
立ち振る舞いにでてしまいますので、
結果内定がでない、そんなことも珍しくありません。
そのため、
『相対的な視野』を持ちながら、あくまで謙虚に面接に望みましょう。


キャリアコンサルタント 金子玄




■宣伝

私は名古屋の人材紹介会社株式会社R4CAREERにて
キャリアコンサルタントをしています。

R4CAREERでは、転職を検討・転職活動をされている方を探しております。
また、ご友人・お知り合いで、転職を検討されている方のご紹介も歓迎しております。

東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)での転職に興味・関心のある方は、
お気軽にお問い合わせください。

R4CAREER ホームページ




2013年2月20日水曜日

転職活動者必見!転職理由=志望動機ではない

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。
今日は、「転職活動者必見!転職理由=志望動機ではない」です。




※注意:下記の順位はアンケートに基づく結果ではありません。
私が20代の方に接していく中で、よく伺うことがあるベスト3を
私の主観に基づいて発表していきます。


この手のアンケートは多々ありますが、
どういったことが背景にあるか今日は考察していきます。

20代後半の転職理由ベスト3!

第3位 家族を優先したい

主な理由:残業が少ない会社や土日休みの会社へ転職し、
家族との時間を大切にしたい。、


第2位 長く働ける会社ではない

主な理由:残業時間の長さや給料の安さ、深夜勤務等の勤務体系という側面から、
20代の今は問題ないけど、40、50代で同じことを続けるイメージが想像できない


第1位 結婚を期に。子供が産まれることを期に。

主な理由:年収をアップしたい。休みを土日にしたい。


処遇・待遇面が転職理由≠仕事・会社が好き


そうなんです。

待遇・処遇面の改善が転職理由の上位を占めます。

しかし、例えば、大卒新卒で入社し、3年経ち、
少しずつ仕事も分かってきた、仕事も面白くなってきたという
ポジティブな声もよく聞きます。

なので、上記転職理由の前に
「仕事は好きなんですが・・・」
「会社は好きなんですが・・・」
が付くケースが多いです。

しかし、そうは言っても待遇・処遇が
伴わなければここでは働けませんというのが、本音のケースが多いです。

逆に会社が、仕事が、好きだから
待遇・条件が悪くても続けていますという方も多いです。

ただ、転職マーケットにおいては、
企業と個人の思惑がマッチしない、
要は働きたいけど、働けないという
なんとも残念なミスマッチが発生しています

かくいう私も、子供が産まれたのをきっかけにし、
土日休みにしたいというが、転職理由の一つでしたので、
ここで言えば、1位、3位が当てはまります。
しかし、会社は好きでした。
今でも転職先として、自信を持ってオススメできる会社です。


また、新卒の人気企業が、中途では不人気企業になっているという話も
よくある話ですが、
その理由はまさに社会人になってはじめて気づく(わかる)ケースからで
このミスマッチが起こっているからです。


転職理由=志望動機では、面接は合格できない


処遇・待遇が転職理由になることは当たり前のことです。
年齢を重ね、環境が変われば、優先順位も変わります。
私もそうです。

過去ブログ:「家族」「仕事」の優先順位(私の価値観)

ですので、処遇・環境が面接理由になることは問題ありません。
しかし、たまにこの転職理由を志望動機にされる方がいます。

これはいけません!

例えば、「残業が多いのが嫌なので、残業が少ない御社を志望しました。」
伝えた方はもっとオブラートかもしれませんが、
このように面接で転職理由=志望動機と回答する方がいます。

しかし、そう回答を受けた、
面接官は100%「なるほどね」とは思いません。

むしろ、
・別にウチでなくても良いのではないか?
・ウチの会社のことを調べてきたのだろうか?
・残業はウチの会社もあるけども良いのか?
・そもそも残業はご自身の働き方の問題ではないか?

間違いなく様々な憶測・疑念を持ちます。

ですので、必ず志望動機と転職理由は実際はリンクしていても、
企業側に伝える際には、
応募企業の何に(事業内容・事業特徴や社風・風土)に興味・関心を持ったかを、
きちんと自分の言葉で伝えるようにましょう。

まとめ

転職理由・志望動機は個々様々です。
ただ、僕らのようなキャリアコンサルタントや人事担当者は、
そのアウトプットを聞けば、本音で行っているか、
考えがあって言っているか、それとも表層的に言っているかというのは、
分かってしまいます。
それだけ多くの人を見ています。

そのため当たり前ですが、
じっかりと事前準備をして面接に望みましょう。


キャリアコンサルタント 金子 玄




■宣伝

私は名古屋の人材紹介会社株式会社R4CAREERにて
キャリアコンサルタントをしています。

R4CAREERでは、転職を検討・転職活動をされている方を探しております。
また、ご友人・お知り合いで、転職を検討されている方のご紹介も歓迎しております。

東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)での転職に興味・関心のある方は、
お気軽にお問い合わせください。

R4CAREER ホームページ





2013年2月7日木曜日

多様化時代にヒットするものの共通性はコレー転職先選びに応用しようー

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子です。

今回のネタは
「多様化時代にヒットするものの共通性はこれー転職先選びに応用しようー」と
直接的には全く転職と関係ない話ですが、
前回、多様化する時代から転職を考えるというブログを書きました。

内容は、商品・サービスのラインナップ特徴から、
時代にマッチしてるかどうかを考え、
それを転職先選択の判断材料にしていくというものでしたが、
今回は具体的に、どのように考えていくかという応用編です。

時代は“多様化”している


私はこれからの時代のキーワードは“多様化”する社会だと考えています。

豊かさからくる人間の欲求の追求や
IT・インターネットの発達、
様々な商品・サービスの登場など、
複数の要因が重なり、

日々この“多様化”した価値観が私たちに醸成されていると考えます。



当然、
その上でこの“多様化”するマーケットに対して、
どうシェアを取っていくかというのが、ビジネスにおいては、
今後の企業の明暗を分けるポイントになると考えています。


では、多様化でシェアを取るとはどういうことでしょうか?
端的に言えば、興味関心を引く、取扱い商品・サービスが多いことを指します。

ただ、しっくりこない話かなと思います。

“多様化”で売れている例

そこで、“多様化”はほんとに売れるのか?
具体的に“多様化”が流行っている例を3つ紹介します。

例1 AKB48




いわずと知れた人気アイドルグループです。
リアリティドキュメンタリーさも共感を引くポイントでしょうし、
元々のコンセプトである会いに行けるアイドルであること等
ポイントは多いと思いますが、

“多様化”時代という視点で言えば、
私は「推しメン」という言葉に象徴されるような選べるアイドルの多さが、
売れた要因だと考えます。

年齢やバックボーンが異なるアイドルが多く存在し、
それぞれに魅力を感じるファンが存在します。

それが束
(私の知識不足で、AKB48には何人が在籍しているかわかりません。)
となったときに
大きな数となり、アイドルのマーケットを席巻し、
大きなうねりを作ったと考えています。

AKB48が3名のユニットであったならば、
このようなムーブメントは起きなかったと考えています。

まさに“多様化”する“好み・志向”時代にマッチしたアイドルと考えます。


例2 大型ショッピングセンター(SC)



昨年の東京ソラマチ、渋谷ヒカリエに代表される
大型SCの成功も“多様化”時代に象徴される集客スポットと考えます。
皆さんが住んでいる近くにも大型のSCはあると思います。

人気のテナントを複数集客することで、
それぞれが来店集客の為のマグネットの役割を果たし、
結果的に大きな集客を創出しています。

例えば、家族で言えば、お父さん、お母さん、息子、娘それぞれが 
それぞれが目的が違っても、ワンストップで対応できる

まさに“多様化”する“目的”に対応している場所を提供していると考えます。


例3 パズル&ドラゴンズ(ゲーム)




ガンホー・オンライン・エンターテイメントという会社をご存知でしょうか?
2013/02/06付けの日本経済新聞に掲載されていた
前期比5倍の60億強の営業利益を上げている急成長会社です。

何故、こんなに伸長したか?
スマホ向けゲームの「パズル&ドラゴンズ」(通称パズドラ)が
大ヒットしているからです。

この現在、800万ダウンロードを突破。
一部では、GREEやDeNAのような
ソーシャルゲームのタイムウォレットシェアをだいぶ奪っているという話です。
電車に乗ったら、右も左もパズドラというのも珍しくありません。


そして、何を隠そう、私もハマっています。笑
はじめてから1ヵ月ほど経ちますが、
全く飽きません。むしろ、どんどんハマっています。

そこで、
なぜ、ハマるか?なぜ、流行っているか?
どんな人がハマるか、いくつか書き出してみました。

下記に1つでも該当する方で、
まだ未プレイの方は是非、やってみてください。
ハマる要素があります。


  1. 今までのソーシャルゲームのボタンを押すだけのいわゆる「ポチゲー」に飽きた人
  2. ドラクエが好きな人
  3. ドラクエモンスターズが好きな人
  4. 育成ゲームが好きな人
  5. ぷよぷよやテトリスのようなパズルゲームが好きな人
  6. 萌が好きな人
  7. キャラデザインのディティールにこだわる人
  8. オリジナリティのあるゲームがしたい人
  9. ポケモンのゲームが好きな人
  10. 無料で楽しみたい人
  11. 隙間時間を有効に使いたい人
  12. 頭を使うゲームをしたい人
  13. 現実場面で競い合いたい人

因みに私は、1.3.4.12が該当しています。

ゲームの面白みが前提としてありますが、
このゲームが流行っている理由は、
この多様な個々の好みのいずれかを兼ね備えている
創り込まれたゲームだからだと私は考えます。

まさに“多様化”する“趣味・ツボ”に対応しているサービスを提供していると考えます。


“多様化”した時代にヒットするために



上記例からわかるように、
多様化でヒットするポイントは、
ユーザー・ファンの琴線を引くポイントをどれだけ多く持てるか
ということに尽きると私は考えます。
これが多ければ多いほど、ヒットする可能性は高まります。

なぜなら、価値観が多様化する中で、マスを取りに行くには、
1人でも多くの人の興味関心を牽かなければ、束になりません。

裏を返せば、琴線が一つしっかりあれば、
ニッチマーケットを取れると言う話にもなります。
ただ、もちろん、これはこれで、
前回のブログで取り上げたように付加価値は高いです。

ただ、何度もいいますが、
マスを取りに行くためには、このニッチさを束にし、
抑えていかなければいけません。

ロングテール理論はまさにその典型かなと考えます。
ニッチなコアユーザーを抑えるとも言えます。

さいごに

転職者として、企業を見る目を養うという観点で考えた場合、
こういった軸で応募企業の商品・サービスはどうか考えてみてください。

そして、そこで抱いた疑問・質問を
是非、面接での質問場面でぶつけてみてください。

他の応募者と比較して、どれだけ企業研究をしてきたかの
差をアピール出来る大きなチャンスになること間違いありません。

そして、この質問は是非、最終面接時に実施してください。
1次面接では面接官が??となる可能性もあります

質問に対してしっかり答えられる会社は、
しっかりとした商品戦略ビジョンをお持ちであることは間違いないので、
今後の世の中の変化にも間違いなく対応できる会社と私は考えています。

逆に最終面接者である経営陣が、
回答が曖昧であれば、将来性は疑問符がついでも仕方がないと私は考えます。


面接はされるものですが、
こちらも見極める場であることを忘れてはいけません。
ただ、謙虚さも忘れてはいけません。笑

転職先の企業の将来性はどうなのか?の
見極める尺度の一つとなれば幸いです。


キャリアコンサルタント 金子 玄



■宣伝

私は名古屋の人材紹介会社株式会社R4CAREERにて
キャリアコンサルタントをしています。

R4CAREERでは、転職を検討・転職活動をされている方を探しております。
また、ご友人・お知り合いで、転職を検討されている方のご紹介も歓迎しております。

東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)での転職に興味・関心のある方は、
お気軽にお問い合わせください。

R4CAREER ホームページ





2013年2月6日水曜日

多様化する時代から転職先を考える


こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日は「多様化する時代から転職先を考える」です。

添付の記事は、
自動車の価値観・使われ方が多様化しているという記事です。

マイカーは所有しない時代へ



今日は、モノ・サービスを提供している企業の将来性について、
価値観の多様化という視点から、考えてみます。

価値観が多様化している

=中途半端が一番リスクが高いということ

感覚的な部分もありますが、
価値感が多様化=大量生産・大量消費の時代の崩壊を意味しますので、

極論を言えば、
商品サービスのラインナップが多い会社の方がリスクが大きく、
商品をセグメントし、一定以上の需要がある商品をもてている会社が優位性を
発揮しやすいと考えます。

要は
中途半端にどこでもある商品・サービスを一通りに品揃えをしていては、
消費者にとっては、魅力的に映らないことを意味します。

他方、転職先を決める選択肢として、
会社規模を選択される方がいます。

どれくらいの規模で安心を感じるかは、個人差がありますが、
共通しているのは、
漠然とした規模の大きさによる安心感です。

しかし、価値観の多様化という視点から考えると、
下手に規模があり、モノ・サービスの方向性が中途半端に持っている
(ある程度ラインナップが持てる)
企業の方が、そのラインナップの品揃えで固定費が膨らみ、
リスクを多く持つことになります。

なぜなら、固定費はその名の通り、固定されている経費なので、継続的に発生し、
収益を圧迫していくからです。

その点では、企業規模が小さくても、
ある商品郡では、一定のマーケットを確保できている企業の方が、
固定費は当然少なくなり、また顧客が限定されている為、
次の商品開発におけるマーケティングがしやすく、
収益効率は高いと考えます。

という点においては、
会社規模の大きさ=会社の安定感とは、必ずしも比例しません。

以前はリアル店舗は規模の大きさが品揃えの価値ではありましたが、
ネット社会となり、環境は変化していると言えます。

他方で、一見矛盾しているように映るかもしれませんが、

圧倒的で、絶対的な商品ラインナップを揃えると、
優位性が高くなります。
(欲しい商品・サービスがここにはあると認知されるので。)

誰しも、安定している会社には入りたい

誰しもが、先行き不安なので、安定している会社に入りたいというのは、
あると思います。

しかし、それを企業規模だけで判断するというのは、
早計な判断と言えます。

明日は誰にもわかりませんが、
明日を予測することは精度の差があれ、可能です。

目に見えるものばかりではなく、情報を収集し、
判断していくことも転職先選びでは、重要になっています。

キャリアコンサルタント 金子 玄





■宣伝

私は名古屋の人材紹介会社株式会社R4CAREERにて
キャリアコンサルタントをしています。

R4CAREERでは、転職を検討・転職活動をされている方を探しております。
また、ご友人・お知り合いで、転職を検討されている方のご紹介も歓迎しております。

東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)での転職に興味・関心のある方は、
お気軽にお問い合わせください。

R4CAREER ホームページ

















2013年2月1日金曜日

キャリアコンサルタント金子玄の仕事に対する想い

こんにちは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日は自分仕事の振り返りをしようと思い、
私が考えるキャリアコンサルタントという仕事での
今の想いを言語化していきます。
だいぶ長文ですので、ご容赦ください。


存在意義

私の存在意義は2つあると考えています。

1、転職を切り口に自己成長のきっかけを作る

おこがましい物言いですいません。
でもこれは本心です。

転職する理由は、個人、多種多様で、
多くの方が複合的な理由から転職を検討されています。
例えば、


  • 年収を上げたい
  • 労働環境を一般的なものにしたい
  • 人間関係で苦労したくない        など

感覚値ですが、全体の中では、広義の環境改善が、本音の方は多いかと思います。

私の転職理由

ちなみに私の転職理由は、
環境面という点では、
休みをきちんと取れる会社にしたいというものでした。

実際、転職によって、BtoBビジネスに変わったこともあり
(厳密にはBtoBandCですが)、
土日祝、年末年始、GW、夏休みがしっかり取れるようになりました。
これは、当時、子供が生まれたばかりの私にはマッチしていました。

以前にも書きましたが、プライベートにプライオリティを置きたいという考えです。


過去ブログ
「家族」「仕事」の優先順位(私の価値観)


元々コンビニ業界の出身なので、それまではほぼ毎日働いていました。
年末は12月31日まで働き、1月1日から出勤していました。

転職して、初めての正月。
箱根駅伝を見ながら、正月って本来こういうものなんだなと
しみじみ実感しました。
転職してほんと良かったと思った瞬間の1つです。

環境の変化には慣れてしまう


しかし、今は正月休むことは有り難味は感じにくく、
むしろ当たり前のように感じています。
今は休むことにロイヤリティは感じていません。

人間は適応する生い物なので、
休むことに『慣れ』てしまったのです。



再度、転職理由に話を戻します。

上記『慣れ』を考えると、年収が上がっても、残業時間が改善されても、
継続的なロイヤリティは望みにくいです。


自己成長が安定性を産むものだと私は信じている


話が
回りくどくなりましたが、要は何が言いたいかと言えば、
転職に本来求めなければいけないものは、“自己成長”
だと考えています。

極論ですが、
“自己成長”が嫌いな方はいらっしゃらないと思います。

そして、ここで得れる“自己成長”はモチベーションの源泉にもなり、
そのモチベーションがが強いては自分の活躍に繋がり、
その活躍がゆくゆくの自身の付加価値になり、
結果として、年収アップや生き残れる人材としての確立に
つながっていくのだと思います。

その為、“自己成長は”『慣れる』ものではなく、『普遍』的なものです。

また、よく転職理由に安定性を求める方も多いのですが、
この時代に安定した会社はありません。

ある程度期間のぶらさがりはあると思いますが、
ぶら下がりと安定は大きく異なります。

では、安定はどうすれば、得られるのでしょうか?

安定は成長し続けることしか、産み出せない、
そして、安住した途端から、下降線をたどるもの
と私は考えます。

安定というか、延命という表現が近いかもしれませんが、
頑張っているから次のチャンスがあり、まだ生き続けるチャンスがあるのです。

これを継続し続けると、第3者からみた時に全体を振り返ると
安定しているように見えるのだろうと考えます。

つまり、安定性は、

継続的な自己成長の継続をしている際に、外からは安定しているように見えるものと

と私は考えています。
長くなりましたが、
だから、私はその自己成長を考えるきっかけを与えることを目的に、
キャリアコンサルティングすることを自分の存在意義と置いています。



2、「仕事」を第3者の視点で棚卸させる


私の2つ目の存在は、キャリア構築における第3者の目です。
わかりやすいのは年収です。

身近情報≠相場観

求職者の方でたまにいらっしゃるのは、
「給料が低いんです」とおっしゃるのに、
実は業界の相場や年齢で考えると、高い場合が多々あります。

前職でも「おれらこんなに働いているのにこれか〜」という話をたまに聞きましたが、
実際は同年代で見ても良い方でしたし、小売・流通の中では給料も勝ち組でした。
(なので、転職した際には大きく下がりました笑)

この穿った相場観はどこで醸成されるのでしょうか?

答えは友人・知人からの情報源が元になっているケースが多いからです。
友人・知人=主観の話がいつの間にか、一般論にすり代わり、
相場観が醸成されているのです。

これは、労働環境でも同じことが言え、
例えば、残業時間が30H/月でも多いと言う方もいれば、
60H/月で少ないという方もいます。

この主観で醸成された偏った情報に私が客観的な情報をお伝えする。
これも私の存在意義だと考えています。

人間は隣の芝は青く見えるので、
良い話は尾びれがついていることも多くあります。
しかし、客観的に見てどうかを伝え、
気づかせることが私は大切だと思っています。

求職者にとっては、都合の悪い話も多いので、
なかなか共感を得られないことも多いんですが苦笑。

だだ、これを言えるのは、この仕事をしているからこそなので、
これからもしっかりと伝え続けていきます。


次に私の存在意義を踏まえた上で、
キャリアコンサルティング(面談)をするに当たって、
私のスタンスについて、書いていきます。

金子 玄のスタンス


あくまで仲介者

私はあくまで仲介者であるというスタンスを大切にしています。
外部環境、私見はお伝えしますが、
あくまで決断は、求職者にボールがある状態にします。


それは、なぜか?
結局、自分で決断できない人は、
入社後もその決断できないことがアダになり、
不幸になるだけだからです。
自分の人生は自分で決める。
当たり前のことです。

ただ、踏み込むことはします。
この「踏み込み」と「決断させる」は、紙一重なのですが、
それぞれの善し悪しを客観視させることを意識し、
志向整理というスタンスで踏み込むようにしています。

また最後のひと押しを誰かに押してもらいたいという
雰囲気のフェーズの場合も、「踏み込む」ようにしています。

あくまで私見

転職に正解はありません。
明日はどうなるかわかりません。

この点で、発言は「私見ですが・・・」ということを伝えることを重要視しています。
ただ、私見の精度には自信を持っているので、
そう考える背景含め、しっかり伝えるようにしています。


この2つのスタンスは、さじ加減の部分なので、
金子は逃げ腰なんじゃないの?と思われるかもしれません。
捉え方によっては、そうかなとも思います。

ただ、自分の人生を自分で決断できない人に、明日はない
と考えているので、決断はしてもらうものだと私は考えます。

今後実現したいこと


ローキャリアにキャリアの道筋を作る

「今どきの若いものは・・・」「ゆとり世代」よく耳にする言葉です。
私も以前は自分が発信していた言葉でもあります。

よく聞くのはこんな言葉です。
・受身的だ
・自信がない
・何を考えているのかわからない

しかし、リーマンショックやITの発展をはじめとした
外部環境の凄まじい変化という視点からすれば、
そう育ってしまったのはむしろ当たり前なのかなと考えます。

だから、私のスタンスとしては、
ダメだダメだというのではなく、
一緒にどう成長していくかを向き合って、一緒に考え、伴奏することだと考えています。

その点で私ができることは何か?
それは、外部環境の影響で、伸びず、
挫折・失敗してしまった人材のポテンシャルを見抜き、
そのポテンシャルで採用いただくことに共感いただける企業を探すだと考えています。

私はポテンシャル=「素直さ」と「成長意欲」だと考えています。
育つまで時間はかかるかもしれませんが、
勝手に育つ人材は本当に希少なので、
我々が教育スタンスを改めるフェーズに来ているなという印象を受けます。

中高年の第2のキャリア作り

もう一つは、中高年の第2のキャリア作り。
課題は多いでしょうが、そうは言っても今後の日本社会にとって、
リストラは日常的になるでしょうし、
年収維持もしくは、アップで定年まで行ける方は本当にごくわずかだろうと考えます。
その点において、その社会的な求人インフラのになっていくことも
僕らの仕事の使命かなと考えています。

ただ、正直行って、企業への紹介は難しいというのも正直なところ。
その点で言えば、オーナー支援、独立支援が
我々が行うキャリア支援としては、適切かなと考えます。

まさに自分自身で稼げる仕事です。
私も前職ではCVSのSVだったので、
オーナー業務の大変さも少しは理解しているつもりです。

しかし、ローンや養育費等、まだまだ稼いでいかなければいけないというのが、
絶対条件としてあり、
企業雇用が実現しないのであれば、
覚悟を持って挑戦することがが必要だと考えます。


この2つは、簡単ではないですが、
我々の仕事は今後、社会から求められるケースは増えていきます。
ただ、私はこれをボランティアで行うつもりはないので、
社会性が高く、相応のお代もいただける仕事にしていきたいです。


東海の転職マーケットでの関与度を上げる


これも実現したいこと。
転職は手法も、仕組みもまちまちで、
さまざまなプロセスを経て、多くの求職者が転職されます。

しかし、上記に挙げたように偏った情報を元に転職を決断され、
後悔されている方も多数いらっしゃるのも事実です。
実際、そういう方に何人もお会いしたいました。


もちろん価値観は多様ですので、
何を持って良しとするかというのもありますが、
正しい情報を持って、決断する転職を支援したいというのが、
私の想いです。
そして、その情報提供を適切に行うことが、我々の使命と考えます。

これを実現するためには、
我々の関与度を上げることが必要です。
その為、もっと規模は優先とは考えてはいませんが、
影響力を高め、関与を増やす方法を日々模索しています。

私のfacebookページやこのブログもその1つです。


さいごに



これらはあくまで現時点での私の考えです。
今後、時代の変化の中で変わってくることもあると思います。

そもそも、これを作ろうと思ったきっかけは、2つです。

  • 将来の自分が過去を振り返りできる楽しみを持つ
  • 迷った時の自身の立ち返りの場所を残しておく

忘れやすいので、私(笑)。

長文にお付き合いいただき、有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。

キャリアコンサルタント 金子 玄





■宣伝

私は名古屋の人材紹介会社株式会社R4CAREERにて
キャリアコンサルタントをしています。

R4CAREERでは、転職を検討・転職活動をされている方を探しております。
また、ご友人・お知り合いで、転職を検討されている方のご紹介も歓迎しております。

東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)での転職に興味・関心のある方は、
お気軽にお問い合わせください。

R4CAREER ホームページ