2012年8月9日木曜日

ビジネスモデルを知る 第3回 アークランドサービス、スタジオアリス編【ブログ】


こんにちは、
名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日は好評企画第3弾「ビジネスモデルを知る」について、書きます。

「属人性排除」+「ローコストオペレーション」をセットにすると

業界イノベーションが起こる

本日の取り上げる企業は、アークランドサービス、スタジオアリスの2社。
アークランドサービスは、恥ずかしながら社名は知らなかったのですが、
外食チェーン「かつや」の経営、
スタジオアリスは社名ママの店舗名で、子ども写真館として知られています。


今回の元ネタになった記事です。
「属人性排除」+「ローコストオペ」の最強モデル

ローコストを売りにしているけど、社員給料が大きく低い訳ではないよと
きちんと伝えられている点が好感が持てました。

今回のテーマは
属人的仕事が、仕組みやシステムに置き換えられるものかどうか?
上記2社は、属人的技術を置き換えることで、
マチのとんかつ屋や飲食店、マチの写真屋さんのマーケットシェア奪取に成功しました。
例えば、とんかつの揚げ加減とか、プロの写真家の撮影技術を
高性能フライヤーや高性能カメラで誰でも高い品質を提供されています。

この事例以外にも、同業で言えば、サイゼリアや
異業種ではパッケージシステムのワークスアプリケーションズとか、
ハウスメーカーのタマホームとかが近しいビジネスモデルかなと認識しています。

さて、今日はこのビジネスモデルを自社のビジネスに置き換えるとどうなるか
というのを考察したいと思います。

自分の人材紹介というビジネスモデルに置き換える

人材紹介というビジネスモデルでも
置き換えられるかどうかという点です。
結論としては、私は自分の仕事は置き換えられない、
属人的に勝負できる自信があります。

理由は属人的業務が2つの掛け合わせで成り立つ仕事だからです。
属人的業務は2つとは・・・

1つは、募集企業と、求職者のスキルマッチング
2つめは、募集企業と、求職者のタイプマッチングです。

スキルのマッチングはシステムで出来ると良く言われますが、
結局同じ職種でも、業務範囲は会社や個人のスキルで変わるため、
微細なマッチングはシステムではできないため
(するためには、詳細データの分類と入力が必要)、
簡易化ははかれても、属人化を排除することは不可能と考えてます。


タイプマッチングは言うまでもなく、
書面ではタイプ(性格)はわかりませんので、
双方の理解がある私にしかできない属人的な仕事と考えます。

さらに言えば、企業、求職者それぞれの動機形成も
システムではできない仕事なので、
3つの属人の掛け合わせがある我々の仕事は、
この3つに自信を持っていれば、
ブログで言うマックジョブ(=誰でもできる仕事)にはならないと考えます。



裏を返せば、上記ができない仕事の仕方では、
システムやWEBサイトに置き換わってしまうでしょう。
そういう意味では、仕事の質で業界内は自然淘汰が進むでしょう。

上流が行う仕事の質を平準化させれば、差別化は可能

また、別の視点でいえば、
このような仕事の仕方は、エグゼクティブの仕事のような捉え方をされますが、
今後は我々のような一般的な人材紹介のこの仕事の質がスタンダードになってくるでしょう。
そうすることで、エグゼクティブ層のマーケット奪取をしていくことになると考えます。

後半は人材紹介ビジネスの今後になってしまいましたが、
考える良ききっかけになりました!

キャリアコンサルタント 金子 玄


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