2012年7月12日木曜日

【ブログ】30代の市場価値


こんにちは、
名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日は「30代の市場価値」について、
書きます。

どういう視点で?
と思われたと思いますが、
採用における企業の募集条件についてです。

そういうことかというと、前回のブログで
20代の採用ニーズが増えているという内容を書いたのですが、
30代、特に35歳以上は、募集対象外になるケースが多いです。


理由は、
企業側のニーズは組織構成ピラミッドの観点で、
若手層を入れたいという組織としての意図があるからです。

しかし、
ここには限界があると私は考えています。
理由としては、2点。

1、日本の人口ピラミッドがひし形
ご存知の通り、少子高齢社会ですので、
若者は年々減っています。


しかし、企業側は社長を頂点としたビラミッドの組織構成の望んでいます。

ここにまず矛盾が生じます。
若手で土台を固めたくてのその若手は減っているのです。
しかし、多くの企業、特に大手はそれを求めています。
つまり、人口構成上、そういった組織は既に作りにくい環境下におるのです。


2、企業側の求めるスキルを持つ20代はほとんどいない

前回のブログでも記載したように、
スキルもあり、タイプも主体的で、元気で、打たれ強くて、
アウトプットも出せるという20代はほぼいません。

いるとすれば、30代の社会人経験を積んだ方です。
上記は先天的なものではなく、
社会人としての経験値から身に着けてるものが多いと考えているので、
経験の少ない20代にこれを求めるのは酷だと考えています。





とすれば、
年齢を除けば、企業が本当に求める人材は30代にいるはずなんです。
しかし、残念ながら、多くの企業はそれでも20代が欲しいとおっしゃっている状況です。



もちろん、企業の永続成長という観点から、それは必要だと考えますが、
さすれば、それは新卒採用に求めればよい話では?と私は考えます。
何より明日がわからない時代で、
優先すべきは年齢ではなく、経験であることは間違いないはず。


ですので、最近私は20代の即戦力要望については、
30代を上記理由から提案しています。
もっと言えば、年齢は関係ないのでは?と考えます。
全てはその人次第なので。


上司と部下の年齢逆転現象や、
組織の平均年齢の高さの問題などで
なかなか受け入れていただけない話ですが、
それでも企業成長繁栄のための即戦力性を求めるのであれば、
間違いないと考えているので、
これを私は信念もって言い続けていきます。




追伸 今日ははじめて、画像を挿入してみました。日々成長。


キャリアコンサルタント 金子 玄

0 件のコメント:

コメントを投稿