2013年2月1日金曜日

キャリアコンサルタント金子玄の仕事に対する想い

こんにちは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。

今日は自分仕事の振り返りをしようと思い、
私が考えるキャリアコンサルタントという仕事での
今の想いを言語化していきます。
だいぶ長文ですので、ご容赦ください。


存在意義

私の存在意義は2つあると考えています。

1、転職を切り口に自己成長のきっかけを作る

おこがましい物言いですいません。
でもこれは本心です。

転職する理由は、個人、多種多様で、
多くの方が複合的な理由から転職を検討されています。
例えば、


  • 年収を上げたい
  • 労働環境を一般的なものにしたい
  • 人間関係で苦労したくない        など

感覚値ですが、全体の中では、広義の環境改善が、本音の方は多いかと思います。

私の転職理由

ちなみに私の転職理由は、
環境面という点では、
休みをきちんと取れる会社にしたいというものでした。

実際、転職によって、BtoBビジネスに変わったこともあり
(厳密にはBtoBandCですが)、
土日祝、年末年始、GW、夏休みがしっかり取れるようになりました。
これは、当時、子供が生まれたばかりの私にはマッチしていました。

以前にも書きましたが、プライベートにプライオリティを置きたいという考えです。


過去ブログ
「家族」「仕事」の優先順位(私の価値観)


元々コンビニ業界の出身なので、それまではほぼ毎日働いていました。
年末は12月31日まで働き、1月1日から出勤していました。

転職して、初めての正月。
箱根駅伝を見ながら、正月って本来こういうものなんだなと
しみじみ実感しました。
転職してほんと良かったと思った瞬間の1つです。

環境の変化には慣れてしまう


しかし、今は正月休むことは有り難味は感じにくく、
むしろ当たり前のように感じています。
今は休むことにロイヤリティは感じていません。

人間は適応する生い物なので、
休むことに『慣れ』てしまったのです。



再度、転職理由に話を戻します。

上記『慣れ』を考えると、年収が上がっても、残業時間が改善されても、
継続的なロイヤリティは望みにくいです。


自己成長が安定性を産むものだと私は信じている


話が
回りくどくなりましたが、要は何が言いたいかと言えば、
転職に本来求めなければいけないものは、“自己成長”
だと考えています。

極論ですが、
“自己成長”が嫌いな方はいらっしゃらないと思います。

そして、ここで得れる“自己成長”はモチベーションの源泉にもなり、
そのモチベーションがが強いては自分の活躍に繋がり、
その活躍がゆくゆくの自身の付加価値になり、
結果として、年収アップや生き残れる人材としての確立に
つながっていくのだと思います。

その為、“自己成長は”『慣れる』ものではなく、『普遍』的なものです。

また、よく転職理由に安定性を求める方も多いのですが、
この時代に安定した会社はありません。

ある程度期間のぶらさがりはあると思いますが、
ぶら下がりと安定は大きく異なります。

では、安定はどうすれば、得られるのでしょうか?

安定は成長し続けることしか、産み出せない、
そして、安住した途端から、下降線をたどるもの
と私は考えます。

安定というか、延命という表現が近いかもしれませんが、
頑張っているから次のチャンスがあり、まだ生き続けるチャンスがあるのです。

これを継続し続けると、第3者からみた時に全体を振り返ると
安定しているように見えるのだろうと考えます。

つまり、安定性は、

継続的な自己成長の継続をしている際に、外からは安定しているように見えるものと

と私は考えています。
長くなりましたが、
だから、私はその自己成長を考えるきっかけを与えることを目的に、
キャリアコンサルティングすることを自分の存在意義と置いています。



2、「仕事」を第3者の視点で棚卸させる


私の2つ目の存在は、キャリア構築における第3者の目です。
わかりやすいのは年収です。

身近情報≠相場観

求職者の方でたまにいらっしゃるのは、
「給料が低いんです」とおっしゃるのに、
実は業界の相場や年齢で考えると、高い場合が多々あります。

前職でも「おれらこんなに働いているのにこれか〜」という話をたまに聞きましたが、
実際は同年代で見ても良い方でしたし、小売・流通の中では給料も勝ち組でした。
(なので、転職した際には大きく下がりました笑)

この穿った相場観はどこで醸成されるのでしょうか?

答えは友人・知人からの情報源が元になっているケースが多いからです。
友人・知人=主観の話がいつの間にか、一般論にすり代わり、
相場観が醸成されているのです。

これは、労働環境でも同じことが言え、
例えば、残業時間が30H/月でも多いと言う方もいれば、
60H/月で少ないという方もいます。

この主観で醸成された偏った情報に私が客観的な情報をお伝えする。
これも私の存在意義だと考えています。

人間は隣の芝は青く見えるので、
良い話は尾びれがついていることも多くあります。
しかし、客観的に見てどうかを伝え、
気づかせることが私は大切だと思っています。

求職者にとっては、都合の悪い話も多いので、
なかなか共感を得られないことも多いんですが苦笑。

だだ、これを言えるのは、この仕事をしているからこそなので、
これからもしっかりと伝え続けていきます。


次に私の存在意義を踏まえた上で、
キャリアコンサルティング(面談)をするに当たって、
私のスタンスについて、書いていきます。

金子 玄のスタンス


あくまで仲介者

私はあくまで仲介者であるというスタンスを大切にしています。
外部環境、私見はお伝えしますが、
あくまで決断は、求職者にボールがある状態にします。


それは、なぜか?
結局、自分で決断できない人は、
入社後もその決断できないことがアダになり、
不幸になるだけだからです。
自分の人生は自分で決める。
当たり前のことです。

ただ、踏み込むことはします。
この「踏み込み」と「決断させる」は、紙一重なのですが、
それぞれの善し悪しを客観視させることを意識し、
志向整理というスタンスで踏み込むようにしています。

また最後のひと押しを誰かに押してもらいたいという
雰囲気のフェーズの場合も、「踏み込む」ようにしています。

あくまで私見

転職に正解はありません。
明日はどうなるかわかりません。

この点で、発言は「私見ですが・・・」ということを伝えることを重要視しています。
ただ、私見の精度には自信を持っているので、
そう考える背景含め、しっかり伝えるようにしています。


この2つのスタンスは、さじ加減の部分なので、
金子は逃げ腰なんじゃないの?と思われるかもしれません。
捉え方によっては、そうかなとも思います。

ただ、自分の人生を自分で決断できない人に、明日はない
と考えているので、決断はしてもらうものだと私は考えます。

今後実現したいこと


ローキャリアにキャリアの道筋を作る

「今どきの若いものは・・・」「ゆとり世代」よく耳にする言葉です。
私も以前は自分が発信していた言葉でもあります。

よく聞くのはこんな言葉です。
・受身的だ
・自信がない
・何を考えているのかわからない

しかし、リーマンショックやITの発展をはじめとした
外部環境の凄まじい変化という視点からすれば、
そう育ってしまったのはむしろ当たり前なのかなと考えます。

だから、私のスタンスとしては、
ダメだダメだというのではなく、
一緒にどう成長していくかを向き合って、一緒に考え、伴奏することだと考えています。

その点で私ができることは何か?
それは、外部環境の影響で、伸びず、
挫折・失敗してしまった人材のポテンシャルを見抜き、
そのポテンシャルで採用いただくことに共感いただける企業を探すだと考えています。

私はポテンシャル=「素直さ」と「成長意欲」だと考えています。
育つまで時間はかかるかもしれませんが、
勝手に育つ人材は本当に希少なので、
我々が教育スタンスを改めるフェーズに来ているなという印象を受けます。

中高年の第2のキャリア作り

もう一つは、中高年の第2のキャリア作り。
課題は多いでしょうが、そうは言っても今後の日本社会にとって、
リストラは日常的になるでしょうし、
年収維持もしくは、アップで定年まで行ける方は本当にごくわずかだろうと考えます。
その点において、その社会的な求人インフラのになっていくことも
僕らの仕事の使命かなと考えています。

ただ、正直行って、企業への紹介は難しいというのも正直なところ。
その点で言えば、オーナー支援、独立支援が
我々が行うキャリア支援としては、適切かなと考えます。

まさに自分自身で稼げる仕事です。
私も前職ではCVSのSVだったので、
オーナー業務の大変さも少しは理解しているつもりです。

しかし、ローンや養育費等、まだまだ稼いでいかなければいけないというのが、
絶対条件としてあり、
企業雇用が実現しないのであれば、
覚悟を持って挑戦することがが必要だと考えます。


この2つは、簡単ではないですが、
我々の仕事は今後、社会から求められるケースは増えていきます。
ただ、私はこれをボランティアで行うつもりはないので、
社会性が高く、相応のお代もいただける仕事にしていきたいです。


東海の転職マーケットでの関与度を上げる


これも実現したいこと。
転職は手法も、仕組みもまちまちで、
さまざまなプロセスを経て、多くの求職者が転職されます。

しかし、上記に挙げたように偏った情報を元に転職を決断され、
後悔されている方も多数いらっしゃるのも事実です。
実際、そういう方に何人もお会いしたいました。


もちろん価値観は多様ですので、
何を持って良しとするかというのもありますが、
正しい情報を持って、決断する転職を支援したいというのが、
私の想いです。
そして、その情報提供を適切に行うことが、我々の使命と考えます。

これを実現するためには、
我々の関与度を上げることが必要です。
その為、もっと規模は優先とは考えてはいませんが、
影響力を高め、関与を増やす方法を日々模索しています。

私のfacebookページやこのブログもその1つです。


さいごに



これらはあくまで現時点での私の考えです。
今後、時代の変化の中で変わってくることもあると思います。

そもそも、これを作ろうと思ったきっかけは、2つです。

  • 将来の自分が過去を振り返りできる楽しみを持つ
  • 迷った時の自身の立ち返りの場所を残しておく

忘れやすいので、私(笑)。

長文にお付き合いいただき、有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。

キャリアコンサルタント 金子 玄





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