2013年1月23日水曜日

管理職で転職できる人とできない人の違い

こんばんは、名古屋のキャリアコンサルタントの金子 玄です。

さて、今日は
“管理職で転職できる人と出来ない人の違い”について、
考察していきたいと思います。

若輩者の私が言うのもおこがましい話ですが、
どちらかと言えば、同年代の30代の方に読んでいただきたいエントリーです。

■『違い』がわかりはじめたきっかけ


背景としては、
マネジメント力を求められるニーズを
企業様からいただく機会が最近増えており、
それに伴い、マネジメント経験のある求職者の方とお会いする機会が
リーマンショック以降増えていきました。

そういった環境下で多くの方にお会いしてきたので、
転職できるか否かの可否が少しずつわかるようになってきました。
今回はそれを一度言語化したいと考え、まとめました。

私は転職できるかどうかと、
仕事が「デキる」「デキない」は別ものだと思っていますが、
相関関係はないわけではないので、
『デキる』=転職可能、『デキない』=転職できないと定義し、
分かりやすいタイトルで進めていきます。

■「デキる」人の共通点


この方は、たぶん「デキる」人だろうな、
言葉は悪いですが「名ばかりの管理職」だなという判断において、
私が判断する項目は2点あります。


1、主体性があるかどうか。

これは管理職のみならず、若手の方でも確認しているポイントですが、
私は、主体性の有無を各論でどれだけ話せるか
という視点を確認しています。

なぜなら、受け身(会社の指示)で仕事をやられている方は、
前提としてやらされ感が強く、
そこに向き合って来なかった、深堀してこなかったケースが多く、
各論の内容が薄いことが多いからです。

具体的には、
仕事の進め方について、質問させていただき、確認します。
この回答では、各論の話に深みがあるかどうかを確認させていただきます。

総論で回答される場合は、
質問に対する解答をいただく場合に、
趣旨・背景の肉付け説明が薄い場合が多いです。

他方、各論で話をされる方は、主体的に仕事をしているので、
様々なことを覚えており、描写も細かく、
聞き手にも臨場感を持って伝えていただけます。


コミュニケーションの良し悪しにもよりますよね?
という質問もあるかと思いますが、
マネジメントポジションの方は、
メンバーとのやり取りが必ず発生し、
都度、円滑なコミュニケーションが求められるので、
説明が分かりやすい能力が備わっていることは前提と捉えています。

ここは非管理職の場合、
別途コミュニケーションの有無を確認していく質問を投げかけています。

2、責任を背負って働いてきた経験があるかどうか。

管理職の方との面談の際に、
私が一番重視しているポイントです。

企業様から管理職のポジションのオーダーをいただく場合に、
この責任感の高い方を求めていらっしゃるケースは多いです。

責任は多かれ、少なかれ皆さんありますが、
背負ってきたかどうかは、
仕事の取り組み姿勢や転職理由でわかります。

特に転職理由の他責度が大きい方は、
責任感があまりない方だと判断しています。

他責性は皆少なからずあるとは思いますが、
管理職というポジションにありながら、他責度が大きいということは、
責任感を持って仕事を全うしてきたとは当然言い難く、
「デキない人」と判断せざるおえないと考えてます。

また、業界のマーケットの不況を理由にする方も、
私は責任感がない方だと考えています。

理由は、管理職なのだから、その変化を事前に察知し、
対応することが本来の役割だと思う為です。

下降期に入ってから気づくようでは
管理職として危機察知能力が低いと考えます。

もちろん、ポジション・会社規模等の外部環境によって、
出来ることの大小はあると思いますが、
責任感を持ってやってきた人は、
転職理由の内容も転職タイミングも異なります。


■本当に読んで欲しいのは30代



以上の2点が私が、面談させていただいている場合に
「デキル」「デキない」を判断しているポイントになります。

冒頭にもお伝えしましたが、
このブログエントリーは現、管理職の方向けに発信しているものではありません。
あくまで同世代30代前半の方を中心に発信しています。

皆さんの上司はどうですか?
「デキる上司」「デキない上司」両方と接している年代かと思います。
今後は我々が、なるべく早くそのポジションを実力で勝ち取らなければ、
なければなりません。

日々、色々ありますが、
上司のせいにしていても何も前には進みません。

むしろ、そればかりしていれば、上記の「デキない」上司に
気が付けば自分がなってしまいます。

今後は、“まさか働く機会が突然奪われる”という話は、
我々世代にとっては、非日常ではなく、
むしろそれに該当しないことの方が稀となる日もそう遠くはありません。

だから、我々は、そのポジションを奪う気概で仕事をしていかなければなりません。
価値のある人材になるために。

『明日は自分で切り開く。』
かっこつけではなく、本当にそう思っています。

キャリアコンサルタント 金子 玄




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