2013年3月18日月曜日

10年後、私の仕事もなくなるか?



こんにちは、名古屋のキャリアコンサルタント金子 玄です。
今日は、自分の仕事の将来について、考えるエントリーです。


なんと10年後なくなる仕事に、我々の業界が入っている!!



私は先の時代の余地はできませんが、予測はできるものと考えています。
その意味で、10年後にも残る仕事は何でしょうか?

以前、1月28日の日経新聞の1面で米デゥーク大のデビットソン教授が、
いま小学校に入る子供の65%は現在まだない職業に就くと言っていました。

つまり、我々の半数以上は今の仕事を続けられていない
世の中になっていく可能性が高いということだと私は考えます。

そんな中、下記ブログで、私のいる人材紹介事業が10年後なくなる仕事として、
取り上げられていました。


ブログ:今後10年間で消滅に向かう仕事を考えてみた



今日はこれについて、私見を書きたいと思います。
結論は、マーケットは縮小するものの、無くならないビジネスと考えています。

理由は、一見、仲介ビジネスに見えますが、
「企業」「人」を直接2方向のエンドユーザーと接している為、
マーケットが我々以外の「何か」に置き換わったり、
中抜きされにくいビジネスだからです。


“マッチング”ד第3者視点”が人材紹介の普遍的な価値



人材紹介業は“マッチング”ד第3者視点”という点で価値があり、
人材紹介ビジネスはこの掛け合わせ付加価値を生み出しており、
これは置き換えられないものと考えています。

また、マッチング・第3者視点はハード(職種・経験)に加えて
ソフト(人物・志向)も行うので、システム・PCだけでは、
置き換わりにくいものだとも考えます。
※ここは、データマイニングの発達で将来的には置き換わる可能性はある

また成果報酬型ビジネスのため、
我々が「企業」「求職者」を選べる事業。景況感に併せて、
クライアントの業界を変動できることも生き残れる理由と考えます。
つまり、新しい産業に攻めていけるため、景況感の影響は大きく受けるものの、
産業構造の変化には柔軟に対応しやすいビジネスでもあるということです。

私は上記2点から無くならないビジネスだと考えています。

本当になくならないのか?


もちろん、懸念点もあります。
基本的には国内マーケットが主戦場になるため、パイは年々縮小していきます。
この点では、同業他社とマーケットのシェアを奪い合わなければいけません。
ただ、これは国内を主戦場としていくビジネスは何処でも言える話です。

だた、記事で触れられている企業⇔直接応募がSNS等で進むという話はありますが、
これは知名度のある超大手企業や特徴が特出した一部企業が
恩恵を受けるのみで少数であり、汎用化はしないと考えます。

理由は世の中の多くは中小企業で、流通情報は決して多くないので、
求職者個人がその情報のみで動機形成され、応募喚起されるとは考えにくいからです。
だからこそ、そこに我々の存在価値はあると考えます。

その意味では求人広告も無くならないと考えます。
そこに人が介在する、介在しないは別の議論が必要ですが。


ただ、継続的に勉強・成長していかなければ、
当然、時代に置いていかれてしまうので、
我々の業界は、従来型の仕事の進め方を常に見直していくことが
非常に大切です。

その点ではあぐらをかいているゆとりは全くなく、
日々緊張感とは隣合せです。苦笑


先が不透明だから不安になる



ただ、今回のように自分の業界の将来性は言語化することにとって、

自分にとっての気づきとしては、
業界不安に自分が陥ることはなく、
現職に集中できるというメリットはあることが分かりました。

その点では、
業界の先行きに不安を覚える人は、
その業界でどういう価値を提供し続ければ、
生き残っていただけるかを真剣に考えることが、
実は生き残りの近道かなと考えます。

どんな業界でも縮小はしても、ゼロにはならないと思います。
つまり、俗に言う付加価値をどう付けるかということになります。

付加価値って言葉に置き換えると安く聞こえてしまいますので、
この点については、あまり触れないことにします。


まとめ



自分の業界で先行き不安を考える方は、
一度真剣に業界を考察することをオススメします。

その上で、自社で生き残るべく、
自分が頑張ることができる環境があるかどうかという検討余地があり、
それが難しければ、転職活動を行うという手順になるかなと考えます。



キャリアコンサルタント 金子 玄




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